ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


海景−「聖クレア」シリーズより



回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−



海藻



階段をおりる裸体 No.2



甲斐庄楠音



海浜遠望



海浜風物図



解剖学



買物帰りの女[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



海陸戦斗図



帰り来る舟



花下躍鯉図







かがみ込んだ裸婦



鏡の前の装い



輝く光の中 No.4



かきつばたと蛙『エスタンプ・オリジナル』誌第8号より



書きものをする娘



郭子儀



角ばった肩の生きもの


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えすたんぷおりじなるし だい5ごうのひょうしでざいん

『エスタンプ・オリジナル』誌第5号の表紙デザイン

作家名:カミーユ・マルタン
制作年:1894年
技 法:多色刷石版画
エスタンプ・オリジナル』誌はアンドレ・マルティによって、1893年から1895年の間にパリで発行された、100部限定のオリジナル版画集で、40点の版画が年4回に分けて配本された。1年分の料金は200フランだったが、ロートレックやゴーガン、ナビ派ボナールドニ等当時の若手の前衛作家たちを集めた版画集であったため、批評家にも好評を受けて成功した。マス・コミュニケーションの手段としてもてはやされてきた版画を、創造的美術の手段として刷新することを謳った『エスタンプ・オリジナル』誌は、大部分が最新の技術を駆使した多色刷の石版画作品だったが、その他にエッチング木版画、立体版画等も含まれていた。また様式の上でも、ジャポニスムを吸収した作家たちにより、大胆な構図や画面の平面化、色彩上の実験が推し進められた。マルタンの表紙は、1855年にパリの国立図書館が入手した歌麿の『画本虫撰』の一図と酷似しているが、マルタンは瓢箪に葡萄のつるも絡めさせ、それをさらに版画用のプレス機のハンドルに絡めたことで、当時の創作版画における日本美術の影響をユーモラスに示唆したのかもしれない。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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シャガールとは?【 作家名 】

1887年ロシアに生まれる。1985年没する。ユダヤ人であるが後にフランス国籍を得る。バクストの美術学校で学んだのち、1910年パリに出る。この頃から故郷の風物を好んでとり入れる。1914年ロシアに戻り、革命後は一時期美術行政にも関わるが、22年に再びパリへ戻る。1933年にバーゼル美術館、46年にはニューヨーク近代美術館、47年にはパリ国立近代美術館で回顧展が開かれた。第2次世界大戦中は渡米するが、1947年にはフランスに戻る。1950年にはチューリッヒ美術館、63年には東京と京都で、また67年には生誕60年を記念してチューリッヒとケルンで、それぞれ回顧展が開かれた。あざやかな青や赤や黄色を用いて描かれた、花々や動物、抱擁する恋人達は、重力をこえて空を飛んでいる。スペイン内乱やユダヤ人虐殺、2つの大戦を経た彼は、永遠の愛の神話を生み出そうとしたのであろうか。油彩の他、挿絵や版画、ステンドグラスなども手がけており、今世紀を代表する画家の1人として評価されている。ニースにシャガール美術館がある。

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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006