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こくりょう つねお 國領經郎
1919年横浜市に生まれる。1941年東京美術学校図画師範科卒業。小林万吾、南薫造らに師事。卒業後、新潟県柏崎で教職に就く傍ら制作を続け、1947年日展に初入選。初期は点描法による作品を制作。1955年日展特選、光風会賞受賞。1969年第1回改組日展で《砂上の風景》が特賞。1971年同展特選受賞作《海辺の風景》から点描が消え、以後重要なテーマとなる砂丘が現われる。1974年「群の中の孤独を暗示する《砂の上の群像》を発表。1983年第2回宮本三郎賞受賞及び受賞記念個展開催。時代の若者の混迷を、心理的表現により描出している。(「THE HIROSHIMA 広島市現代美術館所蔵作品による」図録 1991年)
カテゴリー:作家
ナビ派とは?【 美術用語 】 ポン=タヴェン派の一人ポール・セリュジエが中心となって、ゴーギャンの様式を基礎にパリで結成したグループ。ナビという語はヘブライ語の「預言者」を意味する言葉である。理論的リーダー、モーリス・ドニは、主観的状態と客観的形態の交感、すなわち感情の等価物、一種の心理的事実のあらわれとして芸術作品をとらえている。それに加えて、ナビという語に端的にみられるように、彼らはゴーギャンのやり方を一種の宗教的啓示として受けとめており、彼らの作品はいきおい象徴的な要素を秘めている。上記の2人の他ボナール、ヴュイヤールなどが参加し、トゥールーズ・ロートレックやマイヨールも一時期彼らと関係があった。また作曲家ドビュッシーや小説家プルーストらもかかわりをもっていた。彼らの間には、印象主義への反動や、色彩と歪曲した線の装飾的な使用など、共通点があるものの、強いまとまりはなく、1899年のデュラン・リュエル画廊での展覧会以降は、ばらばらに活動した。 |
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