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 作家(1701)

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さるたんのきさき かるるう゛ぁんろーのげんがによる

サルタンの妃[カルル・ヴァン・ローの原画による]

作家名:ジャック=フィルマン・ボーヴァルレ
制作年:18世紀彫版
技 法:エッチング
この主題には、18世紀の美術の中で重要な位置を占めた、異国趣味をとり上げている。異国趣味のねらいは、知識や想像から描かれた遠い異国の風物や習慣に接することによって、異国への思いをかきたたせることにある。18世紀にいたるまで、ヨーロッパにおける異国趣味は、装飾美術の分野に置いて顕著であった。最初は東洋−オスマン帝国(トルコ帝国)やペルシャ−と密接な関係があり、また、アメリカ大陸の発見ももう一つの起因になった。しかし、18世紀の美術愛好者たちの情熱を最もかき立てたのは、中国美術と日本美術であった。《サルタンの妃》はカルル・ヴァンローの下絵にもとづいてヴォーヴァルレが彫刻したものであり、下絵はロシアの皇后カサリンが18世紀末まで持っていたが、現在ではレニングラードにあるエルミタージュ美術館に収蔵されている。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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アレクサンダー・コールダーとは?【 作家名 】

1898年アメリカに生まれる。1976年没する。工業学校で学びエンジニアとしての実務についた後、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで絵画を学ぶ。1926年パリに渡り、鋼鉄ワイヤーと木によって人物や動物をつくり始め、〈サーカス〉の連作に発展。1928年ニューヨークで初の個展を開催。1930年モンドリアンの作品を見て抽象芸術に開眼し、翌31年モンドリアンカンディンスキードローネー、モホリ・ナギらの、「抽象・創造」に加わる。1932年パリで初めてモビルを発表。空気の運動で動く彼の彫刻をモビルと名付けたのはデュシャンだが、基本的な色彩と生命形態的な形から成る表現は、モンドリアンの厳格な表現を大気に解放させたような大らかさを持っている。1950年代の終わり頃から、スタビルと言われる動かない彫刻も制作しながら序々にスケールを拡大しモニュメンタルな作品を生み出していった。キネティック・アートの先駆者の一人である。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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