ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


The Signified or If No.1



The Signified or If No.2



The Signified or If No.3



The Signified or If No.4



The Signified or If No.5



The Signified or If No.6



The Signified or If No.7



ザヴジェル



ザガッタ



雑誌「青騎士」



雑誌「自由」(ラ・リベルテ)



雑誌「微笑み」(ル・スリール)



雑誌「ル・ポンポン」



ザツキン



『ザ・ライフ・オブ・マン』



ザルテン



「詩−赤いバラの花びらが降るとき」



詩「ドンファン」のための素材



Sharing of Nameless



シェイクスピア方程式 おわりよければすべてよし


<前 (6/27ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ぱりしのさいてん せーぬがわにうちあげられたはなびといりゅみねーしょんのそうしょく

パリ市の祭典−セーヌ川に打ち上げられた花火とイリュミネーションの装飾


作家名:ジャック=フランソワ・ブロンデル
制作年:18世紀彫版
技 法:エッチングビュラン
ヴェルサイユ宮殿で行われたフランス王女マリー・ルイーズ・エリザベトと花婿のスペイン王子フィリップの結婚式の後、フランス王ルイ15世と王妃マリー・レグザンスカと共に出席し、数日間にわたって宮殿のテラスで夜の祭典が行われた。1739年8月29日の第一夜は、イリュミネーションと花火の日に当てられた。ポン・ヌフからポン・ロワイヤルにかけてのセーヌ川の流れに沿って、ルーブル宮殿側の川岸(ここが正面と見られる)や川の左側に面して建てられているパリ最高級の家々がある場所で繰り広げられた。花火はポン・ヌフに据え付けられた機械で打ち上げられた。セーヌ川上中央には、音楽サロンが設けられ、ルーヴル宮殿玄関の前に国王の演壇を設けた。口から火を吐きながらゆらゆらする怪物のように小舟が揺れ動き、一方では川の水をポンプでくみ上げると同時に、ほとばしり出る噴水が明るく照らし出されるという仕組みでセーヌ川の水面を賑わし、飾り立てた硝子のランタンの照明で組み合わせた小舟が川岸を照らし出し、組木に吊された本物のシャンデリアが延々と川岸の道に沿って続いている。川岸に設けられた観覧席には多くの群衆が陣どり、川岸の散歩道に沿って列をなしていた。さらに左岸のホテルのパルコニーやルーヴル宮殿の窓は、はからずも特別席のようになった。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
キーワード検索




けんさくけっか

本文中のリンクをクリックすると、そのキーワードで検索できます。

徳島県立近代美術館2006