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ぶるごーにゅこうしゃくのたんじょうをいわうう゛ぇるさいゆきゅうでんのさいてん しゃるるにこらこしゃんこのげんがによる ブルゴーニュ公爵の誕生を祝うヴェルサイユ宮殿の祭典[シャルル=ニコラ・コシャン(子)の原画による]
スペイン王子と結婚したルイ15世の長女の結婚式に、花火を打ち上げるため、ヴェルサイユ宮殿のテラスの端には大きな舞台装置が建てられた。この建築物は祭典の雰囲気を決定し、ブルゴーニュ公(ドーファン殿下の長男)の生誕を祝うために、1751年12月に打ち上げられた花火をより鮮明にしている。この舞台装置はスロッツ兄弟の三男のミシェル・アンジュ(1705−1764年)によって作られた。その長さは全長300メートル以上におよんでいる。この建築様式の簡素さは、新古典主義の影響によるところが大きい。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)
カテゴリー:作品
アクアチントとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは後者の内の一つ。まず銅板に粉末状のグラウンド(防蝕剤)を粗くまき熱して付着させ、その上に液状のグラウンドで描画する。これを酸腐蝕させると、描画部は残り、その背景には網目状の防蝕層を通過した酸によって徴細な点が刻まれる。グラウンドを除去し凹部にインキをつめプレス機で紙に刷り上げると、描画部は白く、背景には砂目状の徴妙な黒点が表われる。普通白く残したい部分から順に描画を重ね腐蝕を繰り返すので、描かれなかった部分はその度に腐蝕が進み、それを印刷すれば、砂目状の黒い調子が段階的に深まっていくことになる。アクアチントの語源は「水」であり、水彩画のように微妙な濃淡を表現できるという特徴を示している。17世紀前半にオランダで発明されたとされており、18世紀にフランス人ル・プランスによって確立された。同じ腐蝕凹版であるエッチングと併用されることも多い。 |
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