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赤い少女



赤い服のセザンヌ婦人



赤い枕で眠る女



赤い闇6



赤城泰舒



アカシア



赤土山



アカデミー



赤紫の花瓶



〈赤を見ることができない〉



亞艦来浦図











秋岡美帆



秋草小禽図



秋草花図



秋野不矩



秋の木葉



秋山祐徳太子



諦め


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 作家(1701)

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こまをまわすしょうねん じゃんしめおんしゃるだんのげんがによる

独楽をまわす少年[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]

作家名:ウジェーヌ・デイジー
制作年:19世紀彫版
技 法:エッチング
1738年のパリ美術博覧会で、シャルダンは《六角独楽が回るのに見とれている宝石商のゴドゥフルワ氏の息子の肖像画》を出品した。その絵が《独楽をまわす少年》という題で1742年に彫版され、この名称のもとに有名になった。この作品は、ルーヴル美術館が油彩画を入手した時、銅版彫刻室によって注文されたものである。六角独楽というのは子供の遊びで、真ん中の軸を中心に回転する。木、骨、象牙等でできている円盤状の台で、遊ぶものである。表面あるいは円盤状の台の片面に字、あるいは、数字が彫ってある。“T”の字を出した者、あるいは何回か出した数字の合計が一番大きい者がこの遊びの勝者である。この六角独楽を回すため、この若いモデルは、本来なら専心すべき勉強の象徴であるペン、インク壺、紙、本を脇に片づけてしまっている。少年の示した集中性は、同時代の人々を驚かした。モデルは、銀行家で、宝石商であるゴドゥフルワ氏の息子アウグスト・ガブリエル・ゴドゥフルワ(1728−1813)であった。彼は後に、海軍の馬術教室および検査官長になった。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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山本鼎とは?【 作家名 】

1882年愛知県に生まれる。1906年東京美術学校西洋画科選科を卒業し、翌年石井柏亭、小林未星らと雑誌『方寸』を創刊する。1912年渡欧、1916年帰国、翌年日本美術院洋画部同人となる。1918年戸張孤雁と日本創作版画協会を創立して創作版画の発展につくし、翌年長野県小県郡神川村に日本農民美術研究所を設立。また自由画運動を推進するなど多方面に功積を残した。1920年日本美術院を脱退、翌年自由学園美術部教授となる。1922年春陽会創立に参加して会員となったが、1935年帝国美術院参与に推されて春陽会を脱会するが、1943年春陽会に復帰。(「みづゑのあけぼの 三宅克己を中心として」図録 1991年)

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