ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


食前の祈り[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



植物のシルエット



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



食物用かご



書斎のドンキホーテ



初秋


<前 (74/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


むらのはなよめ じゃんばてぃすとぐるーずのげんがによる

村の花嫁[ジャン=バティスト・グルーズの原画による]

作家名:オーギュスト・ブランシャール
制作年:1898年彫版
技 法:エッチングビュラン
この版画の原画は、1761年のサロンに出品された作品で、グルーズの代表作の1点である。当時の目録には、「結婚:花嫁の父が、婿に持参金を渡す場面」とある。すぐにマリニィ侯爵がこの作品を入手し、彼が亡くなるとルイ15世によって王家のコレクションに繰り入れられ、現在ルーヴル美術館の所蔵となっている。この作品のテーマは、まさにグルーズらしい特色に満ちている。村の生活風景という風俗に取材した素材を、道徳的・教訓めいた意味づけで再構成したもので、当時流行しつつあった田舎風の純朴な道徳とルソー風の感傷趣味に合致するものであった。画家グルーズの的確な観察眼と確かな技量は、大変優れた描写の巧みさで生活の一断面を描き出し、その情景に込められた教訓をさらに説得力のあるものにしていた。こうした彼の作品はディドロによって「描かれた道徳」とまで讃えられ、芸術の目指すべきあり方とも受けとめられていたようである。ここでは、父親の謹厳さ、婿の真面目さ、花嫁の羞恥心、兄弟姉妹の心配りなど、描かれている人物やそのしぐさは幾重にも張り巡らされた意味に満ちている。当時の批評家の中には、座る母親の周りにいる子供たちの姿に注目し、雛に囲まれた雌鶏の姿と比較して、その象徴的な意味をくみ取ろうとしたものさえいたという。こうした作品の構図の巧みさと、細部にいたるまで緻密に描き込まれたリアルな描写が、教訓的な意味合いを重んじた画家の姿勢に結びついて、一種独特な物語的風俗画という絵画を生み出したのであった。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

シスレーとは?【 作家名 】

1839年フランスに生まれる。1899年没する。イギリス商人の子としてパリに生まれる。美術教師シャルル・グレーズのアトリエで絵を学ぶ。同じアトリエに学んでいたルノワールモネらと知り合う。バルビゾン周辺やセーヌ川などで制作し、また、後に印象主義をになう画家たちの集まったカフェ・ゲルボアに出入りする。1874年第一回印象派展に出品し、以後も風景を得意とする印象主義の画家の一人として活躍する。不遇な時期が長く、最晩年にようやく評価されはじめたが、念願のフランス帰化を果たせないまま、貧困のうちに没した。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

シスレー

キーワードを含む記事
13件見つかりました。

  印象主義

  クロード・ルノワール(ココ)

  サン・ミッシェル橋

  アルフレッド・シスレー

  ポール・シニャック

  ショドワンの家

  睡蓮池の太鼓橋

  マルト・ベラールの肖像

  右脚を拭く浴女

  麦束をもつ少女

  クロード・モネ

  モンマルトル

  ピエール=オーギュスト・ルノワール


<前   次>

徳島県立近代美術館2006