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もうもくのおっと じゃんばてぃすとぐるーずのげんがによる 盲目の夫[ジャン=バティスト・グルーズの原画による]
この版画はグルーズの描いた油彩画をもとにした作品である。田舎風の情景に題材をとり、道徳的・教訓的な意図をもって作品を制作したことで知られるグルーズは、この作品では、象徴的な意味合いを込める点では共通した性格をもっているが、全く異なったテーマ・ねらいをもって制作にとり組んでいる。田舎風の部屋に年老いた盲目の夫が座っており、彼は妻の手をとって、その愛の確かなことに全く疑いを抱いていない様子である。しかし、その妻はもう一方の手を若い下男の肩におき、こっそりと部屋から出ていくように促している。グルーズはとりわけこの妻の若い男に対する関心を強調して描き出して見せている。細部にわたる描写でリアルに描いた情景から隠された意味をくみ取る感傷的な絵画の流行の中、このような主題・テーマも歓迎される風潮が生まれていた。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)
カテゴリー:作品
クレーとは?【 作家名 】 1879年スイスに生まれる。1940年没する。ドイツ、ミュンヘンの美術アカデミーに学び、当時の前衛的なグループ「青騎士」に参加、カンディンスキー等と交流する。初期は神経質でありながらダイナミックな線描で知られ、後に豊かな色彩を用いた作風へと変遷した。キュビスムやシュルレアリスム、抽象などの様々な要素を消化し、線と色彩の効果が十分に発揮された高い精神性を持つ独自の画風を確立。ドイツの近代デザインの学校であるバウハウスで教鞭を執り、理論家として多くの作家に影響を与えるなど、今世紀の巨匠の一人に数えられる。スイスのベルンにクレー財団が設立されている。 |
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