ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


海景−「聖クレア」シリーズより



回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−



海藻



階段をおりる裸体 No.2



甲斐庄楠音



海浜遠望



海浜風物図



解剖学



買物帰りの女[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



海陸戦斗図



帰り来る舟



花下躍鯉図







かがみ込んだ裸婦



鏡の前の装い



輝く光の中 No.4



かきつばたと蛙『エスタンプ・オリジナル』誌第8号より



書きものをする娘



郭子儀



角ばった肩の生きもの


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 作家(1701)

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ぎゅうにゅううりのしょうじょ じゃんばてぃすとぐるーずのげんがによる

牛乳売りの少女[ジャン=バティスト・グルーズの原画による]

作家名:ジュリアン=ジュール・デチュルク
制作年:19世紀彫版
技 法:ビュラン
本作は、《こわれた甕》と並んで、この分野の作品の中では最も有名な《牛乳売りの少女》を原画とした版画である。描かれた若い女性は、当時の牛乳売りの衣服を身にまとい、手には杓をもっている。この杓は牛乳を量り売りするためのものであるが、こうした描写は、当時の人々にはどうということもないなじみ深い情景であっただろう。しかし、画家は単にこうしたありふれた情景そのものを描き出そうとしたのではないことに注意しなければならない。モデルの女性のきどったポーズや描写の異常なまでの繊細さ、また、やや開き気味のドレスの襟元など、こうした点から、この女性が単なる農民の女性ではないことがわかる。実際のモデルは画家の妻が務めたかもしれないが、グルーズは、農村の女性の風俗に託して、当時最も高貴な女性、女王マリー=アントワネットの面影を重ね合わせて描こうとしたのである。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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モデルとは?【 一般名詞 】

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けんさくけっか

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モデル

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  曲馬乗り−『エスタンプ・モデルヌ』誌より

  キース I

  牛乳売りの少女[ジャン=バティスト・グルーズの原画による]

  空気の建築;ANT 119

  ハンス・クリスチャンセン

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  月宮殿

  ジョン・コウク

  子供の世話

  独楽をまわす少年[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]

  こわれた甕[ジャン=バティスト・グルーズの原画による]

  サゴのショー・ケース

  薩摩千代

  サー・ウィリアム・マクスウェル将軍の肖像

  知られざる傑作

  シルバークロス乳母車

  ジグザグ・ベビーチェア

  ジャン=オクターヴ・ド・ヴィラール侯爵

  スタッフォード男爵ウィリアム・ハワードの肖像

  座る浴女



徳島県立近代美術館2006