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シェイクスピア方程式 尺には尺を



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シェレ



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塩川文麟



潮の間に



鹿狩りをするルイ14世



詩畫集 蟻のいる顔



「四季」



四季山水



四季山水図



四季の商人−版画集『パリのいくつかの側面』より



四季花籠図



鴫剛



シケイロス



四国の大地II



四国の天と地の間I



四国の天と地の間II



獅子図



獅子図


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 作家(1701)

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こわれたかめ じゃんばてぃすとぐるーずのげんがによる

こわれた甕[ジャン=バティスト・グルーズの原画による]


作家名:ダヴィッド=ジョゼフ・デヴァシェ
制作年:19世紀彫版
技 法:ビュラン
この象徴的な絵画は、よくいわれているように、「失われた無邪気さ」を暗示していると読みとってよいであろう。本作の画面には、モデルの女性が腕に掛けている壊れた甕、女性の驚きの表情、夢見がちの目つき、やや乱れ気味の衣服、そしてライオンの噴水まで、全ての細部に二重の意味がこめられており、暗示的なムードがただよっている。グルーズはこの作品の制作を通して、18世紀に特有の時代精神−感受性のイメージを描き出しているといえるだろう。この時代は放縦的傾向が強いが、それはこの作品からも感じ取れるように情熱的な色合いを放っている。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


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徳島県立近代美術館2006