ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


家の平面:ムラサキ



五百城文哉



イカロス III



イカール



伊上凡骨







イギリスセイ







イケアシャ



池田孤邨



池田蕉園



池田龍雄



池田輝方



池田満寿夫



池田宗弘



池田遙邨



池田洛中



異国風景人物図



イコノグラフィー



石井鶴三


<前 (9/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


あるじぇのゆだやじん たんじーるのゆだやじんはなよめ

アルジェのユダヤ人(タンジールのユダヤ人花嫁)

作家名:ウジェーヌ・ドラクロワ
制作年:1833年彫版、1865年出版
技 法:エッチング
ドラクロワは、1832年の前半にモルネー伯爵らの政府使節団の随員としてモロッコとアルジェリアへ旅した。この北アフリカ旅行が、彼の画業において非常に重要な意味をもったことは有名である。そこで出会った地中海の明るい光、そして異国の風物などは、その後のドラクロワの関心に大きな方向付けを与え、また旅行中の画帳を通して、個々の絵画の具体的なモチーフとして活用されていくのである。旅から戻った翌年、ドラクロワエッチングの制作に再びとり組み、年内に10点ほどの版を制作した。本作は《オランのアラブ人》とともに、その中で最も重要な作品である。ドラクロワは北アフリカでモロッコのタンジールに滞在したおり、使節団の一員という特権もあり、ユダヤ人たちの住居に立ち入ることができた。彼はそこでユダヤ女性たちの姿を詳細な水彩画に描いており、それらが本作の源泉となっている(タイトルの「アルジェの」は誤称ということになる)。裕福な花嫁が召使いをともない、室内で椅子に掛けている。敷物においた彼女の裸足の形式張らないたたずまいと、重たそうな衣装や威厳のある態度とのコントラストが面白い。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ムーアとは?【 作家名 】

1941年アメリカに生まれる。1966年、ワシントン大学卒業。1968年、エール大学で芸術修士号。テンプル大学タイラー美術学校、カリフォルニア大学バークレー校ほかで教職歴がある。ボストン在住。ムーアは都市とニュー・イングランドの小さな町の風景画で広く知られている。彼の仕事はラックストロー・ダウンズリチャード・エステスとは違って、場所の雰囲気に重きをおいている。都市をテーマにした作品が多いが、彼はすぐれた静物画家でもあり、また水彩画も得意とする。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年)

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ムーア

キーワードを含む記事
22件見つかりました。

  アートワードの使い方

  アレクサンダー・アーキペンコ

  ケネス・アーミテジ

  小田襄

  アンソニー・カロ

  清水九兵衛

  トニー・クラッグ

  腰をかける人

  昆野恒

  建畠覚造

  着衣の横たわる母と子

  リン・チャドウィック

  トルソ I (ユリシーズ)

  速水史朗

  バーバラ・ヘップワース

  向井良吉

  ジョン・ムーア

  ヘンリー・ムーア

  毛利武士郎

  ジェラルド・ライング


<前   次>

徳島県立近代美術館2006