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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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 作家(1701)

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あみものをするひつじかいのおんな ひつじかいのおんな だい

編物をする羊飼いの女(羊飼いの女、大)

作家名:ジャン=フランソワ・ミレー
制作年:1862年
技 法:エッチング
1855年から始まった「編物をする羊飼いの女」の総決算的な作品であり、その寸法からもGRANDE(大)と呼ばれている。これまでの比較的単純な背景から一転して、奥行きを見せる巧みな構図へと進歩し、エッチングの刻線も以前の一種鈍重な真面目さから解放された自由闊達な表現が魅力的である。習作素描の人物のディティールを、エッチングでは陰影でつぶしてしまった点も、版画家ミレーの面目を示すものといえよう。「エッチング作家協会」の編集人A.カダールの注文による作品と考えられているが、ミレーはカダールが原板の破棄を要求したため協会には入らなかったと伝えられる。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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シニャックとは?【 作家名 】

新印象主義の代表的な理論家シニャックは全くの独学で画家となっている。1880年代には、印象派モネシスレールノワールギョーマンらの影響を受けていたが、1884年にスーラの作品を見、さらに1885年にカミーユ・ピサロと息子のリュシアンに出会ってから、本格的に点描法を取り入れ、色彩論を学び始めた。ルイ・ゴンスがジョルジュ・プティ画廊で1883年に開いた日本美術回顧展やパリで開かれたその他の日本美術の展覧会(たとえば1883年と1884年の装飾美術中央連合での日本画家年次展を確かに観ているにもかかわらず、彼の作品にジャポニスムの影響が現れたのは1885年から1886年頃である。ピサロ父子やスーラ(スーラは1885年頃から日本美術の影響を受けている)や、1887年にパリで出会ったゴッホとの親交によって、彼の極東への関心は高まっていった。1885年に版画を始め、まずエッチングの制作を試み、ついで1888年に、新印象主義色彩論を取り入れた多色刷石版画を制作した。彼は浮世絵版画に見られるような大気の明るさと色彩効果を版画に表現しようとした。(P.F.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)

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けんさくけっか

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  アンデパンダン展

  海景−「聖クレア」シリーズより

  アンリ=エドモン・クロス

  ポール・シニャック

  ジョルジュ・デスパニャ

  カミーユ・ピサロ

  夜−『パン』誌IVより

  マクシミリアン・リュス


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徳島県立近代美術館2006