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あみものをするひつじかいのおんな ひつじかいのおんな だい 編物をする羊飼いの女(羊飼いの女、大)
1855年から始まった「編物をする羊飼いの女」の総決算的な作品であり、その寸法からもGRANDE(大)と呼ばれている。これまでの比較的単純な背景から一転して、奥行きを見せる巧みな構図へと進歩し、エッチングの刻線も以前の一種鈍重な真面目さから解放された自由闊達な表現が魅力的である。習作素描の人物のディティールを、エッチングでは陰影でつぶしてしまった点も、版画家ミレーの面目を示すものといえよう。「エッチング作家協会」の編集人A.カダールの注文による作品と考えられているが、ミレーはカダールが原板の破棄を要求したため協会には入らなかったと伝えられる。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)
カテゴリー:作品
ジャン・アルプとは?【 作家名 】 1886年フランスに生まれる。1966年に没する(オランダ、バーゼル)。ワイマール美術学校、パリのアカデミー・ジュリアンに学ぶ。1912年ブラウエ・ライター、翌年シュトゥルムの活動に関わり、16年からはダダの中心的人物として活躍する。1925年にはシュルレアリスムの運動に参加。また1930年にはセルクル・エ・カレ、翌年に「抽象・創造」と、抽象美術の活動にも参加、ダダと抽象美術にまたがる幅広い活動を展開した。絵画の他にも、コラージュ、彩色レリーフ、ちぎり絵のコラージュ(ハピエ・デシレ)、彫刻等を手掛け、更に詩人としても活躍する。1954年ベネチア・ビエンナーレ展で国際彫刻大賞、63年フランス芸術大賞を受賞。1965年ロカルノ名誉市民となる。1958年ニューヨーク近代美術館、62年にポンピドゥ・センターで大回顧展が開催された。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年) |
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