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小田襄



織田廣喜



尾田龍



落合朗風



落穂拾い



「オットー・ヴァーグナーの名誉の年」



弟茂雄像



オトコ



男と女



男の胸像(運動選手)



男の肖像



『大人のためのアルファベット』



音羽雪霽図



オドリコ



踊り子



踊り子



踊り之図



鬼あざみ



小野忠重



小野竹喬


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 作家(1701)

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あみものをするひつじかいのおんな ひつじかいのおんな だい

編物をする羊飼いの女(羊飼いの女、大)

作家名:ジャン=フランソワ・ミレー
制作年:1862年
技 法:エッチング
1855年から始まった「編物をする羊飼いの女」の総決算的な作品であり、その寸法からもGRANDE(大)と呼ばれている。これまでの比較的単純な背景から一転して、奥行きを見せる巧みな構図へと進歩し、エッチングの刻線も以前の一種鈍重な真面目さから解放された自由闊達な表現が魅力的である。習作素描の人物のディティールを、エッチングでは陰影でつぶしてしまった点も、版画家ミレーの面目を示すものといえよう。「エッチング作家協会」の編集人A.カダールの注文による作品と考えられているが、ミレーはカダールが原板の破棄を要求したため協会には入らなかったと伝えられる。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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ネオプラスティシズムとは?【 美術用語 】

ネオプラスティシズム。20世紀前半の芸術運動。新造形主義の名称は、モンドリアン(1872〜1944)が、スフーンマーケルスの神秘的・超越論的思想とそれを幾可学的に表現する考えに影響を受け、彼の用語「新しい造形」(de nieuwe beelding)を引用しながら、色彩と線の純粋な関係が普遍的なものとして、絵画、彫刻、デザイン、建築を統一した原理で捉える見解を表明。1917年にドゥースブルフ(1883−1931)とモンドリアンが中心となってレイデンで刊行した『デ・ステイル』誌が運動の中核になった。1925年にモンドリアンは『デ・スティル』から離れるが、バウハウス構成主義ダダとも交流し、モホリ・ナジらが創刊した『i10』が両者の橋渡し役をはたした。絵画、彫刻、デザイン、建築といった幅広い分野に渡って影響を与え、20世紀の抽象芸術運動として大きな役割をはたした。

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