![]() |
|||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||
|
べてぃ ベティ
〈ベティ〉はリヒターが撮影した愛娘の写真から生まれた。肖像画であるはずだが、顔が描かれていないために、そのように成立していないこの作品は、その画面構成からも、美術史上の先行絵画作品とのつながりを見て取ることができる。たとえば、フェルメール〈真珠の耳飾りの少女〉やアングル〈大きな浴女〉など。ここでは、ベティが唐突に後ろを振り向いたことで、古典的で安定した構図にデリケートで魅惑的な揺らぎが生じている。
カテゴリー:作品
デュフィとは?【 作家名 】 1877年フランスに生まれる。1953年没する。故郷ル・アーヴルの美術学校を経て、兵役をはさみ、パリのエコール・デ・ボザールに学ぶ。はじめは印象主義の影響を受けた作風で、サロンにも出品するが、1905年のアンデパンダン展で見たマティスの作品に影響されて、明るい色彩と軽快な筆使いによる作風へと転じる。セザンヌやキュビスムの影響を受けた時期もあるが、独特のリズミカルな画面を保ち、フォーヴィスムの一員と見なされる。1937年のパリ万博では、電気館のための壁画を制作、52年のベネチア・ヴィエンナーレでは国際絵画大賞を受けた。 |
||