![](img/art_blog_mark01.gif)
いまクリックまたは、検索したキーワードの解説
素描とは?【 美術用語 】
![](img/space.gif)
紙などの表面に、人物・風景などを、単色の線で描き出したもの。陰影や色彩がつけられる場合もあるが、主体は線描である。用具としては、チョーク、クレヨン、木炭、メ
タル・ポイント・ペン・鉛筆などがある。制作の目的ないし動機により、
クロッキー,スケッチ、
エスキース,下絵、エボーシュ、カルトン,エテュードなどの名称で呼ばれるが、いずれにせよ本来絵画や図案を描くといった創作のための予備的、準備的段階の産物であり、ギリシア・ローマの時代から言い続けられてきたように、建築、彫刻、絵画をはじめ工芸類を含むあらゆる造形の基礎となるものである。造形教育の手段としてもその効用は認められている。しかし、近代ではその特有の芸術的価値が認識され、
素描自体を目的とする作品が現われて、独立した絵画の一分野としてみなされるようになっている。20世紀のものでは、瀟洒さと的確さで知られるマチスや、ゆるぎない形と創意に満ちた
ピカソのものが有名である。なお、
素描と
ドローイングなどにはニュアンスの相違があるが、普通はフランス語のデッサンとほぼ同義に用いられている。
![](img/art_blog_mark01.gif)
画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。