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表現主義とは?【 美術用語 】
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20世紀の初頭にドイツでおこった芸術運動。
印象主義への反動と考えられる。つまり作品は自然が人間に入ってくる印象(impression)ではなく、人間の精神的なものの外への表現(expression)である、という考え方に立っている。1905年にドレスデンで「
ブリュッケ(橋)」というグループが結成された。
キルヒナー、
シュミット=ロット
ルフなどの他、
ノルデも短期間参加した。原色を多用した激しい色の対比や、線そのものの表現力を生かしたその画面は、抑制に反抗する。創造への衝動をあらわしている。1911年には
キュビズムをとり入れた
表現主義的な活動をしたグループ「ブラウエ・ライター(
青騎士)」が結成された。短期間の活動ではあったが、
マルク,
カンディンスキー,
クレーらを輩出した。そして第一次世界大戦後は、これらの画家たちはそれぞれ独自の活動を展開していく。なお、フランスにおける
表現主義的な活動は、
フォーヴィズムと呼ばれ、日本の近代絵画にも影響を与えた。
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