ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉2. ホース・ランプ



版画集〈響き〉1.赤色の前の二人の騎手



版画集〈響き〉12.即興5



版画集〈響き〉21.騎士の道



版画集〈響き〉52.大いなる復活



版画集〈流砂〉I 仕事をする彫刻家



版画集〈流砂〉III 鏡の前の二人の女



版画集〈7点組木版画集 戦争〉7. 民衆



斑点のある山椒魚



ハンモック(10−12歳用)



ハートリー



ハーベイ



ハーマンヘイズ



ハーム



バイヤー



バイルレ



バイロス



バウアー



バウハウス



バウハウスヴァイマール


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●もくじのさくいん

    

    

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こんぽーとのあるせいぶつ

コンポートのある静物


作家名:パブロ・ピカソ
制作年:1909年
技 法:ドライポイント 紙
1907年の油彩<アヴィニョンの娘たち>(ゼルヴォスのピカソ作品総目録vol.2 No.18)を境に、ピカソブラック(1882-1963)とともにキュビスムの実験に取り組んでいく。20世紀美術の絵画の最大の革命ともいえるキュビスムの実験を進めながらも、<貧しき食事>を刷ったドラートルの工房に行かなくても版画制作ができるように小型のプレス機を入手し、ピカソは版画への関心を継続させている。人物も静物も風景も同じ対象物としてとらえて、それを解体し再構築していったのがキュビスムの時期といえるだろう。ここに描かれているのはテーブルのうえにある果物や食器などの静物である。キュビスムの誕生の重要なさきがけとなったセザンヌ(1839-1906)が残した「自然を円筒形と球形と円錐形によって扱う」(3)という言葉に従って、対象物を単純な形態に置き換えていく方法論がよく表れている。(「変貌するひとのすがた ピカソの版画」(コレクション+αで楽しむシリーズ)図録 2006年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006