1941年東京都に生まれる。1967年東京芸術大学大学院修了、シェル美術賞展佳作賞受賞。1973、77年山種美術館賞展に出品し、79年洪水の脅威を静けさの中に暗示した《輪中の村》が第5回同展優秀賞を受賞。1968年院展に初入選し、以後同展に出品、82年第1回
前田青邨賞、81年外務大臣賞、82、85年日本美術院賞と受賞を重ねる。1986年同人となる。1988年《緑風》が文部大臣賞受賞。透明な色彩と線描写によって、風景の一隅を静謐な叙情性でうたいあげている。(「THE HIROSHIMA 広島市現代美術館所蔵作品による」図録 1991年)