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バルビゾン派とは?【 美術用語 】
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パリの東南、フォンテーヌブローの森の北西にある小村バルビゾンを、1830年頃からテオドール・ルソーや
コローら若い画家たちが訪れ、風景を描いていた。そして、1835年のルソーに続いて、
ミレー、
コロー、トロワイヨン、
ドービニー、デュプレらが、1840年代にかけて相次いで移住し、風景画を描くグループを形成した。この集団を
バルビゾン派というが、それぞれ独自の画風をもっており、
ミレー、
コローなど、同じ
バルビゾン派としてひとまとめにするのが難しい作家もいる。しかし、おおむね
コンスタブルやボニントンらのイギリスの風景画や、17世紀オランダの風景画からの影響が強い。当時、一般的となっていたイタリア旅行もせず、主にバルビゾンで制作した彼らにとって、自然は、ほとんど崇拝の対象に近いものであった。また、風景それ自体に興味を示し、古典的な規範に反抗するその態度は、当時としてはかなり革新的なものであった。すぐ後に続く
写実主義や、
印象派に与えた影響も少なくはない。
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