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ふかざわ ゆきお 深沢幸雄
1924年山梨県に生まれる。1948年東京美術学校彫金科卒業。1953年自由美術協会展に油彩を発表。1954年銅版画を独学で始める。1957年日本版画協会展で協会賞、59年シェル美術賞で第3席、62年現代日本美術展で優秀賞を受賞。1963年メキシコ政府の招待により、メキシコ・シティーで銅版画の技法を教える。この滞在でメキシコの風土から影響を受ける。1972年フィレンツェの国際版画ビエンナーレで受賞。銅版画の多様な技術を用いて、心理的世界の描出から豊かな色彩表現まで作風の変遷を重ねながら、日常の中のドラマを表出させている。(「THE HIROSHIMA 広島市現代美術館所蔵作品による」図録 1991年)
カテゴリー:作家
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アンフォルメルとは?【 美術用語 】 もとは「非定形なもの」という意味。美術の世界では、アンフォルメル絵画、アンフォルメル芸術というように用いられ、定着している。第二次世界大戦後、約10年間、世の中では抽象絵画の運動がさかんになった。この抽象への指向が、アメリカでは抽象表現主義とよばれ、フランスを中心とするヨーロッパにおいてはアンフォルメルとよばれたのである。アンフォルメルという言葉は、フランスの批評家ミシェル・タピエによって1950年に名付けられ、1952年には「アンフォルメルの意味するもの」と題する展覧会がもたれた。この運動の中心となった作家は、ヴォルス、デュビュッフェ、マチュー、リオベル、ミショーらで、彼らはこれまでの美学を棄て「もう一つの芸術」を創ろうとした。つまりこれまでの抽象が与えてきた構成的、幾何学的なイメージを脱却し、理性では把えられない意識下の心の状態から生み出されるものを表現しようとした。それらは抒情的で非幾何学的であるがゆえに、アンフォルメルとよばれた。日本にも後日紹介されて、前衛芸術に多大な影響を与えた。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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