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まつたに たけさだ 松谷武判
1937年大阪に生まれる。1957年大阪市立工芸学校日本画科を中退。1960−70年吉原治良に師事、具体美術協会に参加、63年具体美術協会会員となる。1966年毎日美術コンクールで留学賞を得、渡仏。以後パリに在住。1969年スペイン国際版画展、73年世界版画コンクール、74年クラコウ版画ビエンナーレ、84年アントワープ国際版画展などで受賞。人間の行為と物質の出あう、その接点において成立する黒を基調とした作品は凛とした精神のあり拠を指し示すと同時に、宗教的ともいえる深遠な世界を生み出している。(「THE HIROSHIMA 広島市現代美術館所蔵作品による」図録 1991年)
カテゴリー:作家
アレクサンダー・コールダーとは?【 作家名 】 1898年アメリカに生まれる。1976年没する。工業学校で学びエンジニアとしての実務についた後、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで絵画を学ぶ。1926年パリに渡り、鋼鉄ワイヤーと木によって人物や動物をつくり始め、〈サーカス〉の連作に発展。1928年ニューヨークで初の個展を開催。1930年モンドリアンの作品を見て抽象芸術に開眼し、翌31年モンドリアン、カンディンスキー、ドローネー、モホリ・ナギらの、「抽象・創造」に加わる。1932年パリで初めてモビルを発表。空気の運動で動く彼の彫刻をモビルと名付けたのはデュシャンだが、基本的な色彩と生命形態的な形から成る表現は、モンドリアンの厳格な表現を大気に解放させたような大らかさを持っている。1950年代の終わり頃から、スタビルと言われる動かない彫刻も制作しながら序々にスケールを拡大しモニュメンタルな作品を生み出していった。キネティック・アートの先駆者の一人である。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年) |
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