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「教会(シュタインホーフ教会)建築に関する解説」



峡谷



京都名所四季図



曲馬乗り−『エスタンプ・モデルヌ』誌より



清塚紀子



清原啓一



清原重以知



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「近代住宅とその造作」



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 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


きいろのうわぎをきて

黄色の上着を着て

作家名:アウグスト・マッケ
制作年:1913年
技 法:水彩 紙
ブリュッケ」と並んでドイツ表現主義を担った重要なグループが、「デア・ブラウエ・ライター(青騎手)」である。このグループは、カンディンスキーフランツ・マルクを中心として、1911年に発足した。マッケもその主要メンバーの一人である。 このグループは、内面の表出という方向性を持つ表現主義の主流に位置し、特に、リーダー的存在のカンディンスキーの影響で、精神性と肉的な必然性に応じて絵画は生まれるという理念が基調を成していた。しかし、ブリュッケのメンバーが、おおむね力強さや素朴さなどの共通点を持っていたのに対して、デア・ブラウエ・ライターにおいては、作風上の共通点はあまり見られず、むしろ各人の個性的な表現が際立っていた。 この作品では、さまざまな色面が特には重なり合いながら、散歩する人々の群像を構成している。一つのひとつの色面は、形態を意味するというよりは、むしろ色面そのものであり、それら色面の構成が総じて、事物の形態を生み出している。そして、平面的でありながら、色面の大小や重なりによって立体感さえも漂わせている。 この作品でとりわけ注目するべき点はその色彩である。赤、黄、青という三原色が基本となって、それらを緑がつなぎ、軽やかなリズム感を感じさせる。そして、水彩絵の具特有の透明感が、画面に控えめながらも確固とした輝きをもたらしている。また、全体が、たとえばブリュッケの人々の作品のような荒々しさよりも、洗練されたさわやかさを感じさせる点に、フランス流のキュビスムの影響を見ることができるだろう。 1914年、マッケクレーとともに北アフリカのチュニジアを旅行する。クレーがここで色彩に開眼したのと同様、マッケもその明るい日差しのの下で光輝く色彩に魅せられた。しかし、その経験を生かすことなく、同年、第一次世界大戦に従軍し戦死したのである。


カテゴリー:作品
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朦朧体とは?【 美術用語 】

明治時代後半期の没線彩画の手法を用いた日本画の画風。横山大観菱田春草らが、岡倉天心の指導と、洋画の外光派に刺激されて、伝統的な線描を用いずに彩描を絵具をつけない空刷毛を用いてぼかすことによって、空気や光線などを表わそうとした、日本画の新しい表現の試みであった。当時の評判は悪く、批評家からは悪意と嘲罵をもって、縹緲体(ひょうびょうたい=ひろびろとして限りなく、かすかにほんのりとしか見えない様)、朦朧体(もうろうたい=描かれたものの輪郭がはっきりわからず、物事のはっきりしないもの)と評された。しかし、浪漫主義(ロマン主義)的風潮を背景に西洋絵画の造形と正面から取り組み、近代日本画に革新をもたらした点においてその影響は大きかった。

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