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でぃう゛ぁん じゃぽね ディヴァン・ジャポネ
「ディヴァン・ジャポネ(日本の長椅子)」とは、1883年にモンマルトルに開かれたキャバレーの名で、本図はそのキャバレーの宣伝用のポスターの原画であるが、実際にポスター化はされなかった。ディヴァン・ジャポネは200人の観客を収容できるキャバレーであったが、天井は低く、舞台の歌手たちが手を上げられないほどだったようだ。本図にもあるように竹の欄干や赤いカーテンなど、東洋趣味のデザインが施され、ウェイトレスは着物を着ていた。同じカフェを描いたものにロートレックの有名なポスターがあるが、ロートレックの大胆に省略された抽象的な画面に比べ、ソムのポスターは、舞台と観客席の様子を比較的実現的に描いたものであることがわかる。ただ、全景に着物を着た女性を大きく描き、背景と対置させた点は、浮世絵に見られる誇張された遠近法を模倣していると言えるかもしれない。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
新造形主義とは?【 美術用語 】 ネオプラスティシズム。20世紀前半の芸術運動。新造形主義の名称は、モンドリアン(1872〜1944)が、スフーンマーケルスの神秘的・超越論的思想とそれを幾可学的に表現する考えに影響を受け、彼の用語「新しい造形」(de nieuwe beelding)を引用しながら、色彩と線の純粋な関係が普遍的なものとして、絵画、彫刻、デザイン、建築を統一した原理で捉える見解を表明。1917年にドゥースブルフ(1883−1931)とモンドリアンが中心となってレイデンで刊行した『デ・ステイル』誌が運動の中核になった。1925年にモンドリアンは『デ・スティル』から離れるが、バウハウス、構成主義、ダダとも交流し、モホリ・ナジらが創刊した『i10』が両者の橋渡し役をはたした。絵画、彫刻、デザイン、建築といった幅広い分野に渡って影響を与え、20世紀の抽象芸術運動として大きな役割をはたした。 |
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