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なみのしゅうさく

波の習作

作家名:アンリ・リヴィエール
制作年:1893年
技 法:水彩
一瞬のうちにしぶきをあげ、砕けてしまう波は形として捉えることが難しく、西洋美術では伝統的に描かれることが少なかった。北斎の『富嶽三十六景』の中の《神奈川沖裏》に代表される、抽象化されて尚且つ動きを伝える波の表現は、西洋の画家たちを驚嘆させ、西洋絵画の抽象化への強い示唆となった。リヴィエールはとりわけ水のある風景を好み、穏やかな川の流れや、岩に砕け散る波などを、数多く描いているが、この作品は同年の石版画の傑作《波》を制作する際の波の習作の一つであると考えられる。波を上から近接して捉えた視点、岩の一部だけを取り入れ、あとは画面の端で切りとってしまう構図などに日本美術の顕著な影響が見られる。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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ピカソとは?【 作家名 】

1881年スペインに生まれる。1973年没する。幼少時から卓越したデッサン力を示し、ダ・グァルダとバルセロナの美術学校でアカデミックな技法を学ぶ。1900年から04年までパリとバルセロナの間を往復し、04年からはパリの長屋、洗濯船(バトー・ラヴォワール)に住んでエコール・ド・パリの作家達と交わる。1902年頃から抒情的な青の時代に入り、続いてバラ色の時代を経て、07年に〈アヴィニヨンの娘たち〉を制作、ブラックとも出会う。キュビスムの幕開きであった。1918年頃から新古典主義的傾向に変わり、25年頃からはシュルレアリスムをとり入れる。1933年には雑誌『ミノトール』創刊に参加、37年にはスペインのフランコ政権に抗議して〈ゲルニカ〉を制作した。戦後は〈画家とモデル〉のシリーズや過去の巨匠に題材をとった作品も作り、また日記のように毎日大量の版画を制作した。彫刻、セラミック、舞台装飾、ポスターなどの分野にも手をひろげた。20世紀美術の最高峰の1人といえるだろう。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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