シャデル晩年のこの作品は、様式的に見て19世紀末のポン=タヴェン派や
ナビ派に近い。平面的で装飾的な模様へと
抽象化された山や丘はゴーガンのブルターニュ風景を思わせ、炎のように立ち上がる木々は
ゴッホの糸杉を思わせる。それと同時に、画面全体を覆う黒の輪郭線は、
シャデルが長年専門としてきた
木版画から示唆を得たものであるかもしれない。極端に横長の形式や金色の使用、全体の渋い色調は、日本の屏風絵などの装飾美術の影響を強く示している。(「世紀末から 西洋の中の日本「
ジャポニスム展」図録)

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ルドンとは?【 作家名 】

1840年フランスのボルドーに生まれる。パリで、油彩画の他に、
銅版画、
リトグラフ(
石版画)を学ぶ。
印象派には批判的で、眼に見えない神秘的な世界を好む。詩人ボードレール、マラルメなどの文学作品に触発された、幻想的で、詩情あふれる作品が多い。
ベアトリスは、詩人ダンテの『神曲』に登場する女性で、理想の愛を象徴している。

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