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かふぇ こんせーる カフェ・コンセール
ヴァルタは同年に、ロートレックと共にテアトル・デ・オーヴルの舞台デザインを手がけるなど、ロートレックと親密な関係にあった。このカフェ・コンセールの何気ない描写にも、1893年の「ディヴァン・ジャポネ」のポスターに代表されるような、ロートレックの大胆な構図の影響が見られる。画面の前面に観客の頭や帽子が大きく描かれ、主題であるコンサートの出演者は客席の塀で半分見えない。このような構図は、もともとロートレックが広重等の浮世絵作品にヒントを得て、自分の画風へと取り込んだもので、その間接的な影響がヴァルタの作品にも現れている。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
ポップ・アートとは?【 美術用語 】 ポピュラー・アート(大衆芸術)に由来する言葉で、1950年代後半以降、とくに1960年代にイギリス、アメリカで盛んになった現代芸術の最も特徴的な動向のひとつ。イギリスでは、1952〜55年にロンドンのICA(現代芸術研究所)に集まったインディペンデント・グループの中で理論化され、メンバーの批評家ローレンス・アロウェイがポップという言葉を用い始めた。マスメディアや広告に関心を示し、アメリカの大衆文化の影響を受け、伝統や既成の権威への反発、ハイ・カルチャーとサブ・カルチャーの区別を取り払ったことなどが特徴としてあげられ、リチャード・ハミルトンやキタイ、ホックニーなどの作家がいる。アメリカでは、抽象表現主義に反発する風潮の中で現れ、ジャスパー・ジョーンズとロバート・ラウシェンバーグが先駆者としてあげられる。ありふれたイメージやキッチュを用い、また、ダダに根ざしていたため、しばしばネオ・ダダとも呼ばれる。大衆社会のマス・メディアや大量生産消費社会に関心を持ち、ここからアセンブリッジ芸術やハプニングが派生している。 |
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