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たばこいれせっとのでざいん タバコ入れセットのデザイン
ボルドーのヴィエイヤール工房は無数のヴァリエーションのジャポニスム磁器を限られた日本美術の手本から生み出した。手本として特に頻繁に用いられたのが、様々な人間や動植物、風景の描写を集めた『北斎漫画』で、ありとあらゆるモティーフが借用、転用されている。このタバコ入れは、トレイと筒上の容器から成り、他に2点のデザインがある。トレイの完成作品はパリの個人コレクションに残っているので、この入れ物もおそらく実現されたと考えられる。扇に描かれた鳥や風景だけでなく、容器の足や蓋の把手に竹をあしらったデザインにしてあり、全体として日本趣味を前面に押し出した作品である。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
デュフィとは?【 作家名 】 1877年フランスに生まれる。1953年没する。故郷ル・アーヴルの美術学校を経て、兵役をはさみ、パリのエコール・デ・ボザールに学ぶ。はじめは印象主義の影響を受けた作風で、サロンにも出品するが、1905年のアンデパンダン展で見たマティスの作品に影響されて、明るい色彩と軽快な筆使いによる作風へと転じる。セザンヌやキュビスムの影響を受けた時期もあるが、独特のリズミカルな画面を保ち、フォーヴィスムの一員と見なされる。1937年のパリ万博では、電気館のための壁画を制作、52年のベネチア・ヴィエンナーレでは国際絵画大賞を受けた。 |
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