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マイケル・グレイニェツ



マイヤー



マイヤー



マイヨール



前田寛治



前田青邨



前田暢堂



前を向いた頭部の習作と2つの手の習作



牧野克次



幕間 01021



幕間 01031



マクセヴィルアトリエジャンプルヴェ



マケット



曲子光男



貧しい食事



貧しき食事



街に沿って



街のジャングル−日刊紙



〈街を歩くこと〉



マッキントッシュ


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ろうじょ ふらんすのじょせいより

老女−「フランスの女性」より


作家名:エルマン=ポール(エルマン・ルネ・ジョルジュ・ポール)
制作年:1894年
技 法:インク、クレヨン
この作品は1894年7月から10月の間、『フランス通信』誌にシリーズで連載された「フランスの女性」という記事に掲載された8点の挿絵のうちの一つである。エルマン=ポールの挿絵は、それぞれ社会的地位や年齢の異なるフランス人女性を描いたものであった。19世紀末は工業化と共に女性の社会的地位の向上した時期であったが、それに伴って比較的自由になった女性の性的モラルもがとりざたされた。またその一方で、1884年に離婚が法的に認められるようになり、独り身の中年女性が増加したが、この挿絵はそのような独立したブルジョワ階級の女性の老いた姿を諷刺する意図で描かれたと思われる。この挿絵はエドモンド・ルペルティエールの新書『50歳代の女』の書評の横に掲載されたが、本が老いた女性と若い男性の恋愛について主に触れているのに対して、エルマン=ポールの挿絵は、その内容に関係ないかのように、女性の老いを強調するように描かれているのが対照的である。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006