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おうじょにあいたくてなしょなる・がーでんのふぇすてぃばるをおとずれるまだむ 王女に会いたくてナショナル・ガーデンのフェスティバルを訪
群衆の中に紛れ込んでいて見過ごしてしまいそうな「マダム」。実はこれはリア・パッケの変装した姿である。リア・パッケは1979年以来ベルギー国内をはじめアメリカ、フランス等でパフォーマンスを行っているが、1982年の「家庭でのマダム」以降はマダムに扮し、王女を見にナショナル・ガーデンへ行ったりケルンのカーニバルや奇蹟の泉のあるカトリックの聖地ルルドへ行ったりしている。1988、89年は特にマダムを多く演じているが、最近では黒縁の眼鏡をかけ、スーツを着て男装し、小型の荷車をひく「リトルマン」というキャラクターを演じるシリーズを始めている。彼女が作品として発表するのはこのマダムやリトルマンのいる風景を第三者が自由に撮影した写真から彼女が選択しセットしたものである。(「ベルギー現代美術展」図録 1994年)
カテゴリー:作品
フェリックス・ビュオとは?【 作家名 】 ノルマンディーのボローニュで生まれ、1865年にルコック・ド・ボワボードランの下で絵画を学ぶためパリに赴く。1872年、扇職人のデュヴェルロワの下で働き、そこで日本の扇のデザインを学んだ。また、水彩によって海景や風景を描き始めたのもこの時期であった。彼が、初めてエッチングを手がけたのは1874年からで、その頃批評家で日本美術のコレクターであるフィリップ・ヴュルティに出会った。ビュルティは彼に『ジャポニスム:10のエッチング』(1875年から始まり1883年に出版された)のために、自分のコレクションから日本美術品の複製版画を制作するように依頼した。ビュオは特に日本美術から学んだ大気の効果を出すのが得意であった。彼はまた、写真を研究し、写真をもとに版画を制作している。(P.F.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録) |
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