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デ・スティルとは?【 美術用語 】
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1917年、テオ・ファン・ドゥースブ
ルフが、
モンドリアンの協力を得て、
レイデンで創刊し、1928年まで編集にあたったオランダの美術雑誌名。
デ・スティルは「様式」の意味。最終号は1932年、ドゥースブ
ルフ夫人が亡夫を記念して発行した「ドゥースブ
ルフ追悼号」(通巻90号)。この雑誌は初めは
モンドリアンの
新造形主義の原理をもっぱら扱っていたが、ドゥースブ
ルフが執筆陣に
ダダイストや
クプカを迎え内容が包括的になったことから
モンドリアンは寄稿をやめ、1926年以降は造形されたものの効果や具体性を重視するエレメンタリズムが中心となった。このような経緯があるにせよ、両大戦の間で最も大きな影響を与えた雑誌である。また、
デ・スティルの名称は、この雑誌に関係した芸術家、建築家のグループをも指し、彼らが始めた建築様式上の運動にも用いる。それは、キュビスムの影響を受け直角と滑らかな平面の組合せよりなる
抽象形態と、色彩は原色と白、黒、灰のみを使用した純粋な
抽象的造形を意図したものであった。
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