ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


水辺の球



水辺の風景



水物語I



水物語II



道北英治



ミッチェル



三岡明



満谷国四郎



緑川洋一



緑と茶の人



緑の風



緑のカヌー



港の風景



港の船



南薫造



みなみの風の日(風紋)



源頼義像



ミニ



ミニマル・アート



ミニャール


<前 (155/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


しるばーくろすうばぐるま

シルバークロス乳母車

作家名:ウィリアム・ウィルソン
制作年:開発年詳細不明
技 法:黒レザー張り車体、スプリング付車台、ゴム車輪
イギリス製。開発年詳細不明(本品は1930年代の製造品)。開発:ウィリアム・ウィルソン。イギリスの発明家で乳母車用のばねの製造業者であったウィリアム・ウィルソンは、1880年代に、ハンモックばね乳母車を発明した。それは乳母車のばねサスペンションを進歩させ、乳幼児に快適な移動をもたらす革命であった。しゃれたレザー張りの車体、頑丈な木部とアルミニウム部分、真鍮製のランプなどを備え、19世紀末の乳母たちのステイタス・シンボルとなった。フードは元来は中央部に蝶番で取り付けられていたが、のちに端部に固定され、折りたたみ式でリバーシブルなものとなった。長い歴史をもつシルバークロスのこのモデルはおそらく1930年代の製品でクラッシックなボートの形をしている。弾性のある車体は鍛冶屋によって仕上げられ、車輪の大きさは、草地でも押しやすいものとなっている。(「キッズ・サイズ・デザイン展」図録)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

バロックとは?【 美術用語 】

広義では16世紀末から18世紀初めまでの美術、文学、音楽等の様式や、時代精神を指す。美術においてはルネサンスの後にくるマニエリスムと、18世紀のロココの間にあたる。狭義ではベルニーニをその代表とする1630年頃のイタリアの建築、彫刻、絵画のことを指す。ルネサンスの成果である新しい科学技術によって、交通手段や情報伝達が発達したこの時代、人々の世界観は大きくゆらぎ始めた。古代ギリシア,ローマを模範とする考えはそのバランスを失っていく。しかし、なおかつ新たな統一を目指そうという傾向が生まれた。装飾過多であったり、形をゆがめたり、特定の瞬間に焦点をあてたり、線よりも面や光を重視したりする手法がとられるようになる。それらはおおむね、迫真性をもった劇的な表現を見せているが、この時代の精神の多岐にわたる現われ方は、けっしてひとまとめにできるものではない。この時代の作家たちとして、ベルニーニのほかに、カラヴァジオ、ルーベンス、レンブラント、フランス・ハルスエル・グレコ、ベラスケスらがいる。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

バロック

キーワードを含む記事
9件見つかりました。

  古典主義

  須田国太郎

  ピエトロ・ダ・コルトーナ

  バロック

  バロック・ポップ・バロン

  マニエリスム

  モーセとエテロの娘たち

  ジョルジュ・ルオー

  ロココ


<前   次>

徳島県立近代美術館2006