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ちゃいるどしーと チャイルドシート
日本製。デザイン:ペンタグラム・デザイン(ケネス・グレインジとジョハン・サンター)、製造:タカタ株式会社。適切だが実用一点張りの子供用カーシートは非常に一般的である。イギリスの工業デザイナー、ケネス・グレインジはこのチャイルド・シートをファミリーカーの美学と調和する製品を作ることを目指し、もっとも高性能な人間工学設計のスタンダードとして、日本のマーケットのために設計した。曲線状のスライド式レールの付いたシートの外観は保護と調整の機能を物語っている。シートは前席、後席のどちらの座席にも付けられ、座席と同じ方向にも向かい合わせにも付けられる。胸部保護パッドは子供の脚の間にあるバックルに差し込まれ、着脱装置には子供の手がとどかぬようになっている。生後4ヶ月から4歳児までに対応できる。(「キッズ・サイズ・デザイン展」図録)
カテゴリー:作品
ジャポニスムとは?【 美術用語 】 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日本の美術工芸品が、西洋の美術、工芸、装飾などの幅広い分野に影響を与えた現象。および西洋の美術家たちが日本美術の特質を創造的に活かしていこうとする態度。19世紀後半、開国を機に西洋との交流が深まり、日本から陶磁器や漆器、各種の調度品、浮世絵などの美術工芸品が、大量に西洋に伝わっていった。また、ヨーロッパ各地で開かれた万国博覧会を通じて日本の文化は欧米の人々の間で関心を呼び、一種の日本ブームが到来する。日本の美術工芸品に見られる独特の色彩や構図、平面性、装飾性、あるいは自然や身の回りの光景から生まれたモチーフは、印象派、ナビ派、アール・ヌーヴォー などの美術やデザインの分野に多大な影響を与えた。さらにこの日本好みの風潮は、服飾や日常的な生活様式にいたるまで広がった。この現象には、斬新さへの驚きと少なからぬ好奇の目を持って、日本的な図像や雰囲気を取り入れた異国趣味的な側面も強く見られ、ジャポネズリー(日本趣味)と呼ばれることも多い。これは、18世紀の中国ブーム、シノワズリー(中国趣味)を思い起こさせる。しかし、近年では様々な研究がすすみ、日本美術の持つ造形性、技法、主題、モチーフ等の独自性や、日本の生活様式、世界観に深く触発された現象としてジャポニスムと呼ぶことが定着してきている。 |
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