ゲオルク・ハイム著。ドイツ
表現主義のグループ「
ブリュッケ」創始者の一人
キルヒナーは早くから
木版画に取り組み、アフリカや南洋の彫刻、中世の
木版画や日本の浮世絵などに関心を向けた。夭折の詩人ハイムの詩集を表紙から挿絵まで
キルヒナーが手がけたのがこの作品。第一次世界大戦後に滞在していた
スイスで見た木彫りの農民彫刻に影響されたといわれる。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)

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ジャン・メッツァンジェとは?【 作家名 】

1883年フランスのナントに生まれる。1956年没する。1907年の
セザンヌ大回顧展で新しい造形に目覚め、11年には
ピカソ、
ブラックらのキュビスム運動に参加する。1912年には
レジェ、ジャック・ヴィヨンらと共にキュビスムの
抽象化を推進するグループ「セクシオン・ドール(黄金分割)」を結成する。また、
グレーズとの共著『キュビスムについて』を執筆し、キュビスムの理論的指導者となる。20世紀美術を先導した
抽象、キュビスムを考える上で不可欠の重要作家である。

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