ゲオルク・ハイム著。ドイツ
表現主義のグループ「
ブリュッケ」創始者の一人
キルヒナーは早くから
木版画に取り組み、アフリカや南洋の彫刻、中世の
木版画や日本の浮世絵などに関心を向けた。夭折の詩人ハイムの詩集を表紙から挿絵まで
キルヒナーが手がけたのがこの作品。第一次世界大戦後に滞在していた
スイスで見た木彫りの農民彫刻に影響されたといわれる。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)

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マックス・クリンガーとは?【 作家名 】

19世紀末の
象徴主義的な傾向と、ユーゲントシュティールや
分離派の動きも取り入れた独特の具象的な作風で知られる。1899年には
ベルリン
分離派の結成に参加する。第14回ウィーン
分離派展(1902年)では、代表作となるベートーヴェン像を出品して注目を集め、
銅版画による「手袋」の連作(1881年)は、後のシュルレア
リストたちの関心を引くなど、絵画、彫刻、版画など多岐にわたって存在感を示した。

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