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しられざるけっさく 知られざる傑作
オノレ・ド・バルザック著。老画家フレンホーフェルは、理想の女性を求め、想像上のモデルを見つめて、描いては消し、塗り重ねる。狂気の果てに生まれた等身大の裸婦像は、常軌を逸した意味をなさない色と線の固まりであった。抽象絵画の誕生、あるいは絵画が自律するための苦しみの寓話。この物語に、ピカソは「画家とモデル」のモチーフを発見した。物語の内容に触発されて生涯のテーマを獲得する。本と美術の幸福な出会い。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)
カテゴリー:作品
アーキペンコとは?【 作家名 】 1887年ロシアに生まれる。1964年没する(ニューヨーク)。キエフ、モスクワで学んだ後、1908年パリに渡る。古代エジプトや中央アジアの彫刻に興味を持つとともに、キュビスムの影響を受け、彫刻と絵画の融合を目指す。1921年にベルリンに移り、アートスクールを開く。1923年渡米、1928年アメリカ国籍となりニューヨークにアートスクールを開き、後進の指導を行う。1948年アクリルによる透明な立体に着手し、電光と組み合わせるなど、彫刻に新分野を拓いた。リプシッツ、ムーアなどの多くの彫刻家がその影響を受けた。 |
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