作家名:ヴィチェスラフ・ネズヴァル
制作年:1926年刊
技 法:本
ヴィチェスラフ・ネズヴァル著、カレル・タイゲ装丁。チェコの詩人ネズヴァルの詩を、同じくチェコのアヴァンギャルド・シーンで欠かすことのできないタイゲが装丁した。Abecedaとは、英語でア
ルファベットのこと。チェコ語の25文字それぞれをテーマにした実験的な詩。写真に写っているのは、ダンサーのマエロヴァ。彼女もまた、ア
ルファベットの文字をダンスで表現する。ネズヴァルの詩想とマエロヴァの
パフォーマンスがア
ルファベットの文字を介して交感した。そしてタイゲもまた、それらと呼応しながら、印象的な太い線で文字をデザインする。詩とダンスと
タイポグラフィが、本という舞台で競演している。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)