ヴァルター・グロピウス、ラースロー・モホリ・ナギ共編。機関誌。一九一九年に造形教育機関として設立され、モダン・デザインを牽引した
バウハウス。その機関紙である。グロピウス、モホリ=ナギを始め,
カンディンスキー、
クレーなどの教師たち、外部からは
ガボや
コルビュジェらの寄稿を得ている。雑誌の作り自体は、
ヘルベルト・バイヤーの考案による、太字が特徴的な
バウハウスのロゴマークが印象的であるほかは、オーソドックスで簡素な印刷物である。
バウハウスの理念をその都度確認し、関係者に対する求心力を保つ上で、機関紙としての重要な使命を担っていたのであろう。
バウハウス叢書と並んで、デッサウ時代の
バウハウスにおける印刷工房が残した成果である。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)

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アドルフ・ヘルツェルとは?【 作家名 】

1853年旧オーストリアのオルミュッツに生まれる。色彩論の研究から、1900年には既に
抽象画を試みている。シュトゥットガルト美術学校の教授として、
シュレンマー、
バウマイスターを育てた。
抽象絵画の先駆的な役割をはたし、その絵画理論は前衛的な造形教育機関「
バウハウス」にも影響を与えた。

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