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おかしなかぞく おかしな家族
ジャン・コクトー著。二十世紀初頭、ベル・エポック(よき時代)のパリで、わずか十代にして世に出た早熟の詩人コクトー。ボードレールの影響に始まり、アヴァンギャルドの洗礼を受け、詩や小説に限らず、映画監督、バレエの脚本家・振り付け師、そして画家としても活躍した。そんな彼が自らの絵と文章で作ったただ一つの絵本が、この〈おかしな家族〉である。毎晩夜遊びをする太陽と月の夫婦、放任されてやんちゃな子供たち、それを教育する犬や星の家庭教師。ここには、ブルジョア家庭に育ち、着飾ってオペラやコンサートに出かける両親をあこがれの眼で眺めながら、どこか孤独に育った感受性鋭いコクトー自身の幼年期の体験が見え隠れする。ファンタジックでありながら、醒めた狂気を感じるような独特のデッサンが、おかしくて危うい物語と一体になった魅惑的な本である。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)
カテゴリー:作品
クレーとは?【 作家名 】 1879年スイスに生まれる。1940年没する。ドイツ、ミュンヘンの美術アカデミーに学び、当時の前衛的なグループ「青騎士」に参加、カンディンスキー等と交流する。初期は神経質でありながらダイナミックな線描で知られ、後に豊かな色彩を用いた作風へと変遷した。キュビスムやシュルレアリスム、抽象などの様々な要素を消化し、線と色彩の効果が十分に発揮された高い精神性を持つ独自の画風を確立。ドイツの近代デザインの学校であるバウハウスで教鞭を執り、理論家として多くの作家に影響を与えるなど、今世紀の巨匠の一人に数えられる。スイスのベルンにクレー財団が設立されている。 |
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