ぐるぐるアートワード
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赤い少女



赤い服のセザンヌ婦人



赤い枕で眠る女



赤い闇6



赤城泰舒



アカシア



赤土山



アカデミー



赤紫の花瓶



〈赤を見ることができない〉



亞艦来浦図











秋岡美帆



秋草小禽図



秋草花図



秋野不矩



秋の木葉



秋山祐徳太子



諦め


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 作家(1701)

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きくち かずお

菊池一雄

1908年日本画家菊池契月の子として京都に生まれる。祖父芳文、弟隆志も日本画家という一家のなかで、菊池自身は、第一高等学校在学中より彫刻家藤川勇造に師事し(1928年)、彫刻家の道を選んだ。1930年第17回二科展で、「カリスト君」「トルソ」が入選する。1932年東京大学文学部美学美術史学科卒業。1934年第21回二科展で「A子像」が特待賞受賞。1936年から39年まで滞欧し、期間中、デスピオに師事。有機的な量感を持つ造形をめざした。1949年「青年像」で第1回毎日美術賞受賞、50年著書『ロダン』で第4回毎日出版文化賞受賞。1985年死去。近代の感覚を備えた写実的な作風は、師に学び、それを見事に自分のものとした証であろう。1937年制作の「ギリシャの男」は、滞欧期の、力のこもった清々しい作品である。(「日本近代彫刻の一世紀 写実表現から立体造形へ」図録 1991年)


カテゴリー:作家
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ナビ派とは?【 美術用語 】

ポン=タヴェン派の一人ポール・セリュジエが中心となって、ゴーギャンの様式を基礎にパリで結成したグループ。ナビという語はヘブライ語の「預言者」を意味する言葉である。理論的リーダー、モーリス・ドニは、主観的状態と客観的形態の交感、すなわち感情の等価物、一種の心理的事実のあらわれとして芸術作品をとらえている。それに加えて、ナビという語に端的にみられるように、彼らはゴーギャンのやり方を一種の宗教的啓示として受けとめており、彼らの作品はいきおい象徴的な要素を秘めている。上記の2人の他ボナールヴュイヤールなどが参加し、トゥールーズ・ロートレックやマイヨールも一時期彼らと関係があった。また作曲家ドビュッシーや小説家プルーストらもかかわりをもっていた。彼らの間には、印象主義への反動や、色彩と歪曲した線の装飾的な使用など、共通点があるものの、強いまとまりはなく、1899年のデュラン・リュエル画廊での展覧会以降は、ばらばらに活動した。

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