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26のがそりんすたんど 26のガソリンスタンド 作家名:エドワード・ルシャ 一九六三年に初版が発行されたルシャの〈26のガソリンスタンド〉は、戦後に起こった、画集でも挿絵本でもないアートワークとしての本、いわゆるアーティスツ・ブックスの原点といわれる。自宅のあるロサンゼルスからルシャの故郷オクラホマまでの道「ルート四〇」沿いにあるガソリンスタンドの写真が二六枚続く。説明もなにもない。これらはアルファベットの二六文字を表すという解釈もある(Clive Philpot “Book by Artists and Books As Art”Artist/Author:Contemporary Artists Books.New York,D.A.P,1988)。シンプルで持ち運びしやすく安価(約三ドル)。そして、手づくり的な要素を廃し、工業製品的に量産が可能な作り方。これらのことは、ルシャの制作にとっても、そして、その後台頭してくるアーティスツ・ブックスの性格を明確にするためにも重要なポイントである。実際、この本は初版が四百部、一九六七年の再版で五百部出たが、六九年にも再度増刷し、総数は三千部。さらに、要望があればいくらでも増刷するという構えであった。それは、大部数作っても質に差違はないという、大量生産可能な本ならではの戦略である。一九六三年版には付けていたナンバーも再版以後は入れず、限定版を廃し、希少価値というものを徹底的に攻撃する。それはまた、アートの大衆化でもあり、美術作品が高価で貴重なものだという思いこみに対する反発でもあった。そのことは、同時期のポップ・アートや、七〇年代のコンセプチュアル・アートの方向性とも重なっている。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)制作年:1969年刊(第3版) 技 法:本
カテゴリー:作品
遠近法とは?【 美術用語 】 三次元の空間を平面上に、立体感、奥行きを伴って表現するための技法。1436年、アルベルティの『絵画論』において、「絵画は眼を頂点とする三角錐の一断面にほかならない」と、科学の裏付けに基づいて初めて理論的に示された。現実に目の前にある対象物は、われわれの目から遠く離れてゆくに従って、小さく見えるようになる。つまり画面上の消失点(バニシング・ポイント)に向かって幾何学的に短縮され、画面上に示される。これは線遠近法とよばれるものである。これに対して、大気の影響によって、対象のもつ色が変化して見え、その輪郭や明度が不明瞭になることに基づいて遠近感をあらわす色遠近法といわれるものもある。また、線遠近法は透視図法ともいわれることがあり、たとえばレオナルドの「最後の晩餐」は、消失点を効果的に用いた遠近法の一例である。 |
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