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さくひんしゅう だい09かん すてゅーぴどぐらむ

作品集第9巻「ステューピドグラム」

作家名:ディーター・ロート
制作年:1975年刊
技 法:オリジナルドローイングの紙カバー、本
ディーター・ロートの活動も、ルシャと並んでアーティスツ・ブックスの原点と言われる。生涯に百点を超える作品を発表したロートは、すでに五十年代から本の制作を始めている。新聞記事の転写、チーズ、チョコレートを用いた版画、スタンプを押した様々なイメージ、文字組や点だけの構成、はたまた電球やソーセージを利用したものなど、その作品はきわめて多岐に渡る。今回出品するのは、ロートがこれまでの作品を編集し直して出版した〈作品集〉からの五点。ルシャに比べると、ネオ・ダダやフルクサスとの関連性が深いと言われる。第十巻の〈デイリー・ミラー〉は、新聞のデイリー・ミラー紙を拡大したものが綴じられている。同じようにして作った小さな豆本も二冊、ダンボールのカバーの中に収められている。身の回りにあふれているマス・メディアの出版物。それを一方で拡大しながら、同時に小さく切り刻む。日々消費されるはかない印刷物を集積して、実用的なダンボールに収納する。そこに現れる本は、マス・メディアに対するロートの愛憎の表現かもしれない。が、同時に感じるのは、単純に、ただ「本」にしてみたいというロートの意志である。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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モーザーとは?【 作家名 】

1868年ウィーンに生まれる。1888−92年、ウィーン造形芸術アカデミーに在学1892−95年、ウィーン工芸学校に在学。1899年より工芸学校で教える。1897年分離派の創設に加わり、1898年より『ヴェル・サクルム』誌のグラフィック・デザイナーとして中心的な役割を果たす。1910年頃から黒白の方形のパターンを多用する。1903年ホフマンとヴェルンドルファーと共にウィーン工房を設立。ホフマンと初期の工房のデザインを指揮した。工房のために、グラフィックだけでなく家具、金属製品、銀器、アクセサリー、テキスタイル、皮革、装丁、文房具、広告、ポスターなどをデザイン。サナトリウム・プルカースドルフをはじめ、ホフマンの設計した建築の内装に参加。1904年ヴァーグナーのシュタインホーフの教会のステンドグラスをデザイン。1905年にはクリムトの一派と共に分離派を脱会する。また1907年にはウィーン工房を去り、それ以降は絵画や舞台装飾の分野で活躍した。1918年ウィーンで歿。(「ホフマンウィーン工房展」図録 1996年)

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  「ウィーン工房年鑑」

  「ウィーン市舞踏会」

  ヴィラ コロマン・モーザー

  エドゥアルト・ヨーゼフ・ヴィンマー=ヴィスグリル

  「オーストリア・ハンガリー帝国印刷局 1804-1904」



  レミギウス・ガイリンク

  ユリウス・クリンガー

  カール・クレネク

  メーラ・ケーラー

  「ゲルラッハ&シェンク 1891〜1896」

  ブロンシア・コラー=ピネル

  「コロマン・モーザー/ディータ・マウトナー・マルクホーフ結婚通知」

  コーヒーポット

  「ジョヴァンニ・セガンティーニ−その生涯と仕事」

  「青春の宝物−ドイツ詩集」

  センターピース

  センターピース、あるいは燭台


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徳島県立近代美術館2006