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ぜろっくすぶっく ゼロックス・ブック
セス・シーゲローブ、ジョン.W.ウェンドラー共編。一九六〇年代末から七〇年代にかけて、ニューヨークのアーティスツ・ブックスの出版をリードした、アート・ディーラーのセス・シーゲローブが編集した本。七人の作家の、コピーによる作品を集めて、オフセットで印刷し、一人あたり二十五ページずつ割り当てて一冊に綴じたもの。一種のアンソロジーである。参加した作家は、カール・アンドレ、ロバート・バリー、ダグラス・ヒューブラー、ジョゼフ・コスース、ソル・ルウィット、ロバート・モリス、そしてローレンス・ウィナー。それらのページは、それぞれコピーで制作されてはいるが、作品のコピーというわけではなく、それ自体が作品である。アートワークとしての本と、そうでない本との境界はどこにあるのか。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)
カテゴリー:作品
ノードフェルトとは?【 作家名 】 エリザベス・コーウェルやバーサ・ラムを輩出したシカゴのアート・インスティテュート・アートスクールで学んだノードフェルトは、彼らと同じく、早くから日本美術、特に浮世絵版画に惹かれていた。イギリスでフランク・モーリー・フレッチャー(後にアメリカに帰化し、カリフォルニアで教える)から多色刷木版の技術を習得した後、シカゴに戻りスタジオを開いて本格的な木版画制作に励んだ。同時代のアメリカ人作家アーサー・ダウ同様、彼もアーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受け、木版の全工程を一人で行ったが、彼の場合1点ずつ250枚ものエディションを制作することがしばしばあった。スウェーデン生まれの彼は海景を愛し、日本の浮世絵に倣った独特のスタイルで多数の風景画を生み出した。(M.Y.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録) |
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