ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


食前の祈り[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



植物のシルエット



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



食物用かご



書斎のドンキホーテ



初秋


<前 (74/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


へるまんかいせん

ヘルマン会戦

作家名:アンゼルム・キーファー
制作年:1977年
技 法:木版 紙、厚紙、麻布
キーファーは、その活動を始めた一九六〇年代後半から、絵画や彫刻と並行して本を作り続けている。紙に写真や印刷物、砂などを貼り付けたもの、焦がした布や自分の絵画を裁断したもの、ドローイングや油彩で描かれたもの。それらが冊子の形に綴じられているが、印刷され出版されたものではなく、一点制作である。そんな、いわば本の形態をした作品と同時に、本を重要なモチーフとした巨大な作品も作っている。一九九一年、ベルリンのナショナル・ギャラリーでの回顧展で展示された作品(〈ツヴァイシュトロームラント〉、〈ケシと記憶〉、〈器の崩壊〉、〈夜の航海〉)は、鉄の本棚に鉛製の多数の本が並べてある巨大な作品、彫刻である。キーファーの作品には、常に祖国ドイツの過去やナチスにまつわる歴史を問い、告発する強い意志が込められている。彼が本に取り組み始めた当初は、同時期のコンセプチュアル・アートの動向と無縁ではなかったかもしれない。しかし、過去の事件や歴史、そして神や神話を追求していく上で、人間が積み重ねてきた知や教養、哲学や宗教の営みを象徴する「本」は、キーファーにとって、しだいに格好の表現の舞台となりモチーフとなっていくのである。一九七〇年代後半から、キーファーは「世界智の道」というテーマでいくつかの作品を残している。〈ヘルマン会戦〉もその一つ。ドイツの歴史と栄光を担った知識人や文化人たちの顔が木版画で刷られ、板のように分厚い紙に貼り付けられ製本されている。一ページをめくるにも骨が折れる。英知の象徴が集まっているからなのか、この本は存在感に満ちて、ずしりと重い。〈世界智の道:ヘルマン会戦〉では、それらが一枚の大きな画面に張り合わされている。中央には焚き火があり、炎が燃え上がっている。平然とした顔で並んでいるのは、哲学者ハイデッガーやカント、詩人のヘルダーリン、宰相ビスマルク、そして軍人やナチスの突撃隊員など。その炎は彼らを焼き焦がそうとしている。これは、ドイツの近い過去に起こったいまわしい出来事をとむらい、その遠因となったドイツの偉人たちを生けにえにする儀式の炎なのかもしれない。そして同時に、智そのものである書物を焼き尽くす焚書の炎のようにも見えるのである。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

モネとは?【 作家名 】

食品雑貨店の息子としてパリに、生まれ幼い頃から画才を発揮する。ピサロシスレーら後の印象派の画家と交流し、1870年には、ターナーコンスタブルの風景画、そして日本の浮世絵に影響され、原色を用いて色を混ぜない方法を目指す。これは目の網膜に映るがままに描こうとする結果であった。1872年の〈印象ー日の出〉は印象派の名前の始まりとなった。自然が刻一刻と様相を変える瞬間をとらえようとし、〈積わら〉、〈ルーアン大聖堂〉、〈睡蓮〉などの連作を制作して印象派の代表者の一人と言われる。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

モネ

キーワードを含む記事
17件見つかりました。

  赤い服のセザンヌ婦人

  印象主義

  クロード・ルノワール(ココ)

  アルフレッド・シスレー

  ポール・シニャック

  収穫する二人の女

  睡蓮池の太鼓橋

  ポール・セザンヌ

  日本庭園のサラ・ベルナール

  カミーユ・ピサロ

  ウジェーヌ・ブーダン

  マルト・ベラールの肖像

  右脚を拭く浴女

  麦束をもつ少女

  クロード・モネ

  アントワーヌ・モルティエ

  ピエール=オーギュスト・ルノワール


<前   次>

徳島県立近代美術館2006