![](img/art_blog_mark01.gif)
いまクリックまたは、検索したキーワードの解説
アドルフ・ベームとは?【 作家名 】
![](img/space.gif)
1861年に生まれる。1927年没する。画家の息子。1876年にウィーンの美術
アカデミーに入学、グリーペンケール、ヴュルツィンガー、エイゼンメンガーに師事した。1897年の
分離派の創始以来、1905年に
クリムトのサークルと共に離脱するまで、そのメンバーであった。1898−1902年までの
分離派の展覧会に参加し、その第8回と第15回の展覧会のポスターを制作した。1900年以降、いくつかの美術学校で教授をつとめたが、教育者としての
ベームは、あらゆる装飾美術(陶器、ガラス、家具)の作家としての
ベームと同様に定評があった。注目すべきその作品には、
分離派館のためのスタッコの
レリーフ、1899年に
オットー・ヴァーグナーのヴィラのために制作されたガラス・モザイクの壁、そして『ヴェル・サクルム』に掲載された版画の挿絵などがある。1908年にはクンストシャウの第29展示室(「子供のための美術」)を装飾、1909年以降は
クロスターノイブルクで装飾家、画家およびグラフィック美術家として活躍した。
ゼゼッションのメンバーの中でも
ベームは絵画において主題に背を向けた初めての作家だった。「セガンティーニの影響を受けているスーラの点描画法でさえもA.
ベームにおいては色彩の夢幻的な魔術と化す」(W.
ホフマン)。
![](img/art_blog_mark01.gif)
画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。