作家名:資料(ウィーンの夢と憧れ−世紀末のグラフィック・アート)
制作年:1901年頃
技 法:本
マルティン・
ゲルラッハ編。カラーグラビア印刷、オリジナル
クロス装ポートフォリオ。大学教官フーゴ・ヒンター
ベルガーが顕微鏡拡大、図版71点、写真100葉以上、写真の手際よい配列から、M.
ゲルラッハが作品の芸術的構成の仕事をウィーン
分離派の作家の一人に委託したと思われる。それは、その直前に同じシリーズで『平面装飾』を発表したばかりにコロマン・
モーザーであったと推測できる。この魅惑的な作品−特に自然の小宇宙を写したその多種多様さにより−が
分離派の作家たちに新鮮な刺激を与え得たことは、疑いない。マルティン・
ゲルラッハ出版(ウィーン/ライプツィッヒ)。