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抽象芸術とは?【 美術用語 】
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20世紀に生まれた非再現的な芸術の諸潮流を指す総称。広義には、芸術にみられる
抽象的傾向全般を指し、新石器時代の装飾、古代エジプトやイス
ラム、ビザンティン、北方ヨーロッパなどの芸術を特徴づける幾何学文様、反
自然主義的な様式化も含まれ、また、ヴォリンガーの説く
抽象衝動による芸術に相当するものである。20世紀の
抽象芸術は、フォーヴィスム、キュビスム、ドイツ
表現主義などの世紀初頭の運動の論理的展開として生まれた。最初に
抽象絵画を意図的に制作したのは、
カンディンスキーで1910年とされる。また、彼の
抽象芸術論は、その後の
抽象芸術の進展に大きな影響を与えた。初期の
抽象芸術には、
マレーヴィッチの
シュプレマティズム、タトリンの
構成主義などロシア系芸術家の活躍が目立った。また、
抽象芸術は大別して、色彩の表出力により人間の内的生命の直接表現に向う「熱い
抽象」と、合理的幾何学形態により純粋造形に徹する冷たい
抽象の二つの方向があり、それぞれに様々な運動を展開している。
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