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あぶすとらくしょん くれあしょん アブストラクション・クレアション
フランス語で「抽象・創造」を意味する美術グループ。1930年にパリで最初の国際抽象美術展が開かれたのをうけて、翌1931年2月、抽象ないし非具象の画家、彫刻家たちによってパリで結成された。このグループの狙いは非具象の一般に幾何学的といわれる要素から構成された抽象、「創造的抽象」を鼓舞することにあり、グループ展を組織するほか、機関誌『Abstraction−Creation, Art non−figuratif(抽象=創造、非具象芸術)』を刊行した。このグループはあらゆる国の芸術家に門戸を開き、緩やかな組織だったため一時は400人の会員を擁した。アントワーヌ・ペヴスナー、ガボ、カンディンスキー、モンドリアン、ドローネ夫妻、モホリ=ナギ、ベン・ニコルソン、ブランクーシ、岡本太郎などが参加。厳密な非具象の追求においても、国際的な拡がりにおいても重要な意味をもつ運動だったが、第二次世界大戦のため自然解散した。
カテゴリー:美術用語
木村立嶽とは?【 作家名 】 越中国富山(現富山市)に生まれる。幼名は専之助。前田藩の絵師に学んだ後、江戸に出て、木挽町狩野家の狩野栄信、養信、雅信に師事。雅経の号を狩野家から与えられ、万延年間の江戸城本丸御殿再建では、雅信のもとで障壁画などの制作にたずさわった。明治維新後は、御用絵師の身分をなくし生活に困窮。陶器画や漆器の下絵を描く。明治15年(1882)第一回内国絵画共進会で褒状を得、翌年フランスにおける第一回パリ日本美術縦覧会では大賞を受賞。明治17年(1884)の第二回内国絵画共進会でも褒状を受けるなど受賞を重ねた。また、鑑画会では、フェノロサの理論を試みた作品を発表している。 |
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