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つちたに たけし 土谷武
1926年京都市に生まれる。1949年東京美術学校卒業、57年新制作協会会員となる。1961年渡仏、エコール・デ・シュペリユール・デ・ボザール・ド・パリを修了。1972年第3回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で大賞受賞、75年第6回現代日本彫刻展で大賞受賞。同年第6回中原悌二郎優秀賞受賞。1979年ヘンリー・ムア大賞展で優秀賞受賞、80年第9回平櫛田中賞受賞、83年第17回サンパウロ・ビエンナーレ展出品。1984年現代日本彫刻の流れ展(滋賀県立近代美術館)出品。東京美術学校で平櫛田中に師事した後、フランスに留学し、それ以降具象から抽象彫刻の道を歩んできた土谷は、主に鉄と木という存在感のある素材を用いながら、極めて日本的な「気」とも呼ぶべき、重量感を感じさせない雰囲気を持った作品を制作してきた。自作を評して「あったかい抽象だとおもっているんですがね」という言葉どおり、「作業台」も金属としての鉄にまるで生命を吹き込まれたような温かみと柔らかさが感じられるのは、作者の優れた造形感覚と素材に寄せる深い愛着感によるものと思われる。(「日本近代彫刻の一世紀 写実表現から立体造形へ」図録 1991年)
カテゴリー:作家
石版画とは?【 美術用語 】 版画技法。石版画。平版(版面に凹凸のない版形式)の代表的なもの。版材に石灰石や、今日では人造石灰石や亜鉛板、アルミ板も用いる。製版の原理は水と油の反発作用である。即ち石灰石に脂肪性のクレヨンや解き墨で描き、上から硝酸アラビアゴム溶液を掛けると、化学作用によって描画部は親油性に、他の部分は親水性になる。こうして版面に油性インキをローラーで転がし、描画部にのみ付着したインキをプレス機で紙に刷り上げる。亜鉛板等を用いる場合も、水と油の反発を応用することに変わりはない。18世紀末にゼネフェルダーがドイツで発明し、当初は近代的な複製出版技術として、広くヨーロッパに普及した。19世紀中頃には多色石版画、続いて写真製版も登場し、リトグラフは商業印刷の分野で急速に発展する。19世紀末の芸術的なポスターの隆盛は、この技法を抜きにしてはあり得なかった。今世紀に入いってからも、ピカソ、マチス、ルオー、シャガール等、多くの作家がリトグラフによる表現を意欲的に追求した。 |
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