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かりかちゅあ カリカチュア
人物または擬人化された動植物を題材にして、滑稽、ユーモア、諷刺などの効果をねらった絵。ペンや絵筆による略画か、版画やイラストレーションなどの形式をとり、外観の特徴を誇張あるいは歪曲して描き、説明の寸言が付される場合もある。戯画、諷刺画、漫画などと実際には重複し、区別しがたい。イタリア語で「重荷を負わせる」とか「誇張する」を意味するカリカーレに由来し、16世紀末カルラッチー家によって描かれた素描風の一種異様な人物画をカリカトゥーラと呼んだことにはじまる。のちに政治家や権威を諷刺したり揶揄する手段として一般化され、19世紀に入ると政治的緊張の高まったフランスでとくに隆盛をきわめ、専門の絵入り雑誌を舞台にカヴァルニやドーミエなどの名手が活躍した。現在ではその概念は歴史的制約をはなれて、古代や中世、また西欧圏以外の絵画にも適用されている。
カテゴリー:美術用語
シャガールとは?【 作家名 】 1887年ロシアに生まれる。1985年没する。ユダヤ人であるが後にフランス国籍を得る。バクストの美術学校で学んだのち、1910年パリに出る。この頃から故郷の風物を好んでとり入れる。1914年ロシアに戻り、革命後は一時期美術行政にも関わるが、22年に再びパリへ戻る。1933年にバーゼル美術館、46年にはニューヨーク近代美術館、47年にはパリ国立近代美術館で回顧展が開かれた。第2次世界大戦中は渡米するが、1947年にはフランスに戻る。1950年にはチューリッヒ美術館、63年には東京と京都で、また67年には生誕60年を記念してチューリッヒとケルンで、それぞれ回顧展が開かれた。あざやかな青や赤や黄色を用いて描かれた、花々や動物、抱擁する恋人達は、重力をこえて空を飛んでいる。スペイン内乱やユダヤ人虐殺、2つの大戦を経た彼は、永遠の愛の神話を生み出そうとしたのであろうか。油彩の他、挿絵や版画、ステンドグラスなども手がけており、今世紀を代表する画家の1人として評価されている。ニースにシャガール美術館がある。 |
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